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6/22/2013

「アベノミクス」に物申す

モノ申す、と言っても経済政策の中身についてではありません。

アベノミクスという用語と、そのアクセントについてです。

もともと、Reagan大統領の経済政策が、Reagan + economics で、Reaganomics レーガノミクス と呼ばれていました。

英語の先生なら分かりますが、アクセントは、ノ にあり、

レーガミクス (あるいは、レーガミクス)

と発音されました。なぜかというと、もとの economics が、

エコミクス (あるいは、エカミクス)

だからです。

エコノミクス と レーガノミクス は、カタカナ表記のの字面で見る以上に、音が似通っています。

まず、語頭の、「エ」と「レー」です。 economics の語頭には、第2アクセントがあるので、長めに発音されます。つまり、「エー」と書いても差し支えないくらいです。そうすると、

「エー」vs「レー」となり、語頭に子音の /r / があるかないか、だけ(に近い)違いです。

次に、「コ」と「ガ」の違いですが、ここはeconomics においても、Reaganomics においても、アクセントがありません。ので、母音があいまい母音 シュワ で発音されます。つまり

「ク」 vs 「グ」

となり、無声か有声か、だけの違いになります。

まとめると、

エークミクス



レーグミクス


で、「ク」「グ」の母音以降はまったく同一であり、非常にうまく韻を踏む、つまりダジャレになるわけです。

また、 の部分の、nは、もともと、Reagan の語尾にあったことを忘れてはなりません。

つまり、レーガノミクス は、Reagan + nomics であり、nがもともとあって共有されているのです。

では、アベノミクスはどうでしょうか?

すぐわかるように、

eco と、Abe では、母音に共通性がまったくありません。つまり、eco と Reaga のようなダジャレ性、コトバの音のおもしろさはゼロ、です。

また アベ のなかにもともと nは含まれていませんから、nomics とn を共有しているわけでなく、この点でも、おもしろさはゼロ、です。

つまり、Abenomics は、Reaganomics と違って、まったくカケコトバの面白みに欠けています。

かつ、アクセントの問題があります。

母音が違ってもせめて、

アベミクス

と発音すればまだ少しは、エコミクス の香りがするのですが、

現状のように、

アベノクス

では、英語感覚的には何のことやらまったくわかりません。

さあ、だから、みなさんはせめて、アベミクス と発音しましょう。。。

といった話を生徒にしてあげてください。そうすれば、economics の正しいアクセントイメージを覚えるかも。