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10/13/2014

スゴーイデスネ


『世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団』


テレ朝系の新番組のタイトルですが、カタカナ表記に注目。

カタカナ表記することによって、「外(国)人」的な発音だということを表しているが、注目したいのは、ゴのあとの音引き(ー)。

この音引きがあると、「ああ、ああいう外(国)人的な発音だな」と我々は感じる。

つまり、外(国)人が、「すごい」を発音すると、「すごーい」のように聞こえるということである。

い ではなく、むしろ すごーい


つまり、3音節語の「スゴイ」を英語母語話者が発音すると、2音節目に強勢を置くのだが、その強勢は、音の長さ、として感じられる、ということである。

ワターシ コノクーニガ トテーモ スキデース

英語の強勢の正体は、強さではなく、むしろ、高さであり、長さである、と音声学の本は指摘する。その長さの要素を、音引きが見事にとらえたのだ、と思われる。

表記しにくいので入っていないが、ゴー は周囲よりもピッチが高いので、

  ゴー
ス    イデスネ

とすれば、よりそれらしいだろう。