Total Pageviews

6/18/2017

ライティングの指導はどうしたらいいですか?

Q:

中2を教えています。研究授業をすることになり、ライティングをやってみてはどうかと言われました。他の3技能はある程度できていると思いますが、ライティングはあまりやっていません。書くことの指導をどうしたらいいでしょうか?(2年目教員)

A:
まず基本的に中二なので、書くことを特別な活動とみなすのが間違い。話す練習を十分したことを文字に書き付けるのがライティングだ。

だからその授業で十分インタビュー活動などをやった結果を3~5文程度でまとめればそれが立派なライティングだと思う。

その際、正しいスペリングにこだわりすぎないことが大切。たとえばfriend をfrend と書いても発音が正しいのだからそこはスルーし、とりあえず、必要な単語がただしい順番で書けていることに意識を集中するといい。もちろん本当に正しいスペリングは後で確認させるにしても。

そういう意識を持っていれば、よく聞く「うちの生徒は話せるけど、書けない」ということはありえないことがわかる。話したことをそのまま書くのがライティングなのだから、スペリングを度外視すれば、話せることはすなわち書けることだ。それができないというなら、話すときにも出来ていない(単語が足らない・おかしい、語順がおかしい)はず。

その書いた3~5文はまた発表させよう。話したことは書く。書いたことは話す。友だちが話していることを、聞き取って書く。そういうスキルの立体的な組み合わせが大切。