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6/22/2017

教員採用試験の英語問題を解いて暗くなること:出題(者)の質

毎週、教育採用試験の対策で、各都道府県の英語の問題を学生と一緒に解いているのだが、学生には言わず、ひそかにひとりで暗い気持ちになっていることがある。それは、ど~も微妙におかしい問題が結構ある、ということだ。

問題としておかしい、つまり妥当性があるとかない、という高級なレベルの話ももちろんだが、それ以前に、おそらくはその県の英語教育関係者である出題者が書いたのであろう、問題の指示文の英語、および多肢選択肢の英文が、英文としてビミョーに、しかし絶対におかしい、というケースが散見されるのだ。

英文としてもちろん非文ではないのだが、問題文のパッセージをきちんとわからずに、表面的な部分にもとづいて選択肢を書いている、というのもある。

多肢選択の誤答が妙におかしいのは100歩譲って許容するとして、正答の選択肢がいまいち、というのはダメでしょ。文章のポイントとしてあっているものをひとつ選べ、という問題で、「正答」が、問題文の要旨としてはポイントをちょっとずらしている、のではねぇ。消去法でしか選べないようでは。。

差しさわりがあるので具体例は出さない・出せないので説得力はないと思うが、ま、確かなことだと思います。

英語テストを作成にも携わることになる英語教員候補を選抜する英語のテストは、英語テストとして内容的にも形式手にも模範的、理想的でなければダメなはずだが、現実はとてもとてもそうはなっていない。